自毛植毛をやろうと思っている方へ
数ある薄毛治療法の中でも自毛植毛は最終手段とも言うべき強力な治療法だと思います。
発毛効果や持続性、副作用リスクなどを総合的に考えると、実は自毛植毛はコストパフォーマンスの面で優れている治療法です。
AGAに悩んでいる方で自毛植毛を検討されている方も多いと思いますので自毛植毛についてまとめてみます。
自毛植毛とは
自毛植毛はAGAの影響を受けにくい部分の髪を、薄毛部分に植え替える治療法です。
側頭部とすその部分はAGAの影響を受けません。
サザエさんの波平の頭をイメージしてください。側頭部とすその部分が残っていますよね。これがAGAが進行した場合の禿げ方です。
逆に言えば、側頭部とすその部分はAGAの影響を受けない（禿げない）ということです。
このAGAの影響を受けない部分の髪を毛根ごと切り取って（株といいます）、薄げ部分の頭皮に植えます。すると、AGAの影響を受けない毛根から発毛し、薄毛が改善されるということです。
自毛植毛の手術
自毛植毛の手術を簡単に説明すると以下のとおりです。
① 株（AGAの影響を受けない部分を毛根ごと切り取ったもの）の採取
② 株を切り分ける（植え込む準備）
③ 薄毛部分に植える
クリニックによって株の採取と埋め込みをロボットが行う場合もありますし、医師が行う場合もあります。
重要なポイントの一つはできるだけ負担をかけずに状態のよい株を採取するということです。
ロボットによる採取
特徴としてスピードと一定レベルの採取能力です。大手のクリニックで導入されています。
医師による採取
以前カウンセリングを受けた際に、医師自ら株を採取している方は皆さん「技術力」を特徴として挙げられていました。
治療後について
株を採取したり移植するのは頭皮を切り取るわけですから出血します。
翌日には出血は止まるといわれますが、赤みや腫れが引かない場合もあります。
手術日と翌日ぐらいは休暇を取ったり長期休みを利用するなどしたほうが良いと思います。
手術後の髪の生え方
実は手術後2～3週間で一時的脱落として移植した髪が1ｃｍ伸びるかどうかで一度抜けてしまいます。
しかし、毛根は元気ですから植えた毛根から再び髪が生えてきます。
そして今度生えてくる髪はAGAの影響を受けない髪なので禿げてくることはありません。
自毛植毛の手術料金
自毛植毛の料金はクリニック（施術方法）によっても大きく変わるのですが、参考までに私が当時アイランドタワークリニックさんで見てもらった際に当時の私の頭皮を見て、頭頂部から前のほうにかけてまずは1,000本。足りないと感じたら追加すればいいと診断されました。
1,000本の自毛植毛をAGAスキンクリニックさんのHair Moving植毛法で試算してみましょう。
- 基本治療費 250,000円
- 1,000グラフト1,000,000円
- 合計1,250,000円（税別）
合計数字だけ見ると結構な金額になりますね。
自毛植毛の特徴は持続性
AGA治療薬は飲むのをやめると再びAGAが進行してしまいます。
私もプロペシアとミノキシジルを飲むのをやめた後、髪を維持するために育毛剤を使っています。
AGA治療費+毎月の育毛剤代金と考えると、いつまで育毛剤を続けるかによりますが結構な金額になります。
私がAGA治療薬に使った代金 ￥147,915・・・面倒なので15万円とします。
育毛剤フィンジア9,980円（定期コース）・・・面倒なので1万円とします。
AGA治療薬を辞めた後に9年フィンジアを続ければほぼ同じ金額がかかります。
それならメンテナンスも不要な自毛植毛を検討するのも1つの手段ですね。
自毛植毛の手術は長期休暇を活用
自毛植毛は「ちょっと土日で」というより術後ゆっくりできるように長期の休暇を利用することをお勧めします。
事実、長期休暇の手術予定は早めに埋まってしまうそうです。
夏の休暇で自毛植毛を考えている方は、早めに相談に行くべきですよ。
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