AGA専門のクリニックではミノキシジルの濃度調整がある｜逆襲のAGA治療体験記

幾つかあるAGA治療法の中でもっとも多いのがAGA治療薬の処方だと思います。

AGA治療薬とはミノキシジルとプロペシア又はザガーロのことで、一日一錠の飲み薬が処方されます。

ミノキシジルは塗り薬として処方される場合もありますが、基本的には錠剤（タブレット）の方が飲むだけなので面倒がなくオススメです。

まずは簡単にプロペシアとミノキシジルの効果を確認しておきましょう。

プロペシア（主な成分はフィナステリド）またはザガーロはAGAによる抜け毛の原因を防ぐはたらきがあります。

AGA（男性型脱毛症）はテストステロンという男性ホルモンに5αリダクターゼという酵素が結びつき、DHTと呼ばれる物質に変化します。

このDHTが発毛サイクルを狂わせ、まだ抜ける段階にない髪にまで誤った信号を発信して抜け毛にしてしまうのです。

プロペシアもザガーロもテストステロンと5αリダクターゼが結びつくことを阻害することで、DHTの発生を抑える効果があります。

ミノキシジルは育毛を促進するはたらきがあります。

男性ホルモンのダメージを受けて弱った毛母細胞に働きかけ、再び発毛を促す作用があります。

ミノキシジルが元々は高血圧の薬だったことは広く知られるようになりました。

ミノキシジルを投与すると血管が広がり、血流を増やす効果があります。血流が増えると血圧が下がるので、高血圧が改善されるという訳です。

この高血圧の薬としてミノキシジルを服用した人から「体毛が濃くなった」「髪が増えた」等の副作用が報告され、育毛効果が認められました。

ミノキシジルが発毛を促す原因ははっきりとはしていないようですが、災い転じて福となすというやつで、高血圧ではなく発毛効果を期待してミノキシジルが育毛薬・AGA治療薬として利用されています。

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1ヶ月目は緑色のケース、2ヶ月目以降は茶色のケースを処方されました。
どちらもミノキシジルですが、濃度が違います。

私は銀座総合美容クリニック（銀クリ）さんでAGA治療を受け、毎月プロペシアとミノキシジルを処方してもらいました。
（より詳しくは銀クリ通院記を見てください）

始めの1ヶ月は2mgでしたが、2ヶ月目以降は4mg。
つまり倍の濃度のミノキシジルが処方されました。

私もAGA治療1ヶ月後の診察時にミノキシジルの濃度を上げることは説明を受けましたが、疑問に思ったので質問して濃度を上げる理由を聞きました。

プロペシアやミノキシジルを飲み始めると初期脱毛とよばれる一時的に抜け毛が増える症状が出ます。

だいたい1ヶ月程度で治まるのですが、あの髪を生やしに行ったはずがどんどん抜け毛が増える恐怖は今も覚えてます。
　⇒初期脱毛の感想

最初から濃度が高い薬を飲むと、この初期脱毛が強く出てしまう危険があります。

まず低い濃度から飲み始め、1ヶ月たってから本来の濃度に変えるのは、AGA治療薬に体を慣らして初期脱毛を抑えるためでもあります。

ミノキシジルは確かに高い発毛効果がありますが、副作用のリスクもあります。
頭痛や多毛症・動悸・低血圧・急激な体重増加・肝機能障害などの副作用リスクがあると言われています。

まずは低い濃度から飲み始めるのも、この副作用が出ないかどうか確認しながら治療を進めるためでもありました。

プロペシアやミノキシジルは皮膚科でも処方してもらえますし、個人輸入などで遥かに安く手に入れることもできます。

しかし、やっぱりAGA専門クリニックでの処方を強くお勧めします。

個人輸入は完全自己責任ですし、AGA治療の知識のない（専門外）の医師ではここまで見てきたように処方する薬の濃度を調整することまでやってくれません。

髪を生やし、薄毛を克服するためのAGA治療ですが、やはり少しでも安全で患者のことを考えてくれる医師に相談すべきだと思います。

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